佐土原 県大会

 攻守に堅実さ光る タイプ異なる2本柱

佐土原の2投手
投の柱となる黒木優(右)と金丸
 佐土原は夏の甲子園初出場。九州大会で準優勝するなど、春先からめきめきと頭角を現してきた。「投手を中心とした堅守」から攻撃のリズムを生み出す全員野球で、晴れの舞台に挑む。戦力を紹介する。

【攻撃力】チーム打率0・291とさほど高くはない。だが、打順に関係なく犠打で得点圏に走者を進め、相手バッテリーにプレッシャーをかける。そつのない走塁も光り、相手が迅速なボール処理を怠れば積極的に次の塁を狙う。二死から相手の意表を突くセーフティースクイズを仕掛けるなど、攻撃パターンは幅広い。
 俊足の1番藤元敬太は思い切りが良く打率0・350で、攻撃の起点となる。主軸は横山友樹、児玉祐太朗、黒木大輔の3人。
 特に主砲児玉は選球眼が良く勝負強さもある。6番田中龍太はチーム1の打率0・471で上位と下位をしっかりつなぎ、下位の佐藤も鋭い打球を飛ばす。

 【守備力】黒木優也と金丸将也の2本柱。右の黒木は最速141キロの本格派。準々決勝で右腕に死球を浴びたが順調に回復。金丸は切れのいい変化球と直球のコンビネーションが抜群。打者のタイミングを外すため、左腕の軌道をオーバーからサイドに時折変えるなど器用だ。右サイド後藤友佑も要所できっちり仕事をこなす。捕手佐藤が各投手の長所を生かし、強気に攻める。
 投手陣のテンポの良い投球が守りのリズムをつくり、県予選5試合で失策3。この少なさが投手陣を精神面で支え、いい相乗効果を生んでいる。バント処理や内外野の連係による本塁封殺など、失点を最小限に抑え、大崩れの心配はない。

 【総合力】攻守で堅実さが光る。ナインは今冬のトレーニングで、バランスの良い基礎体力を身に付けた。また、本番で実力を最大限発揮できるよう、メンタルトレーニングも取り入れた。甲子園でも、平常心で持ち前の全員野球を発揮したい。県大会同様、攻守で堅実なプレーに徹することができれば、初戦突破が見えてくる。

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